第8回定期演奏会

Elmエキスパートアンサンブル結成記念演奏会

神の子羊 聖母は嘆きて 百万匹のカッパを照らせ 大地讃頌 地に平和あれ

2003年6月8日(日)18:00 高崎市文化会館


● ご報告

 おかげさまで、第8回定期演奏会を無事終えることが出来ました。 ご来聴の皆様、ご協力頂いた皆様、ありがとうございます。 心より、感謝申し上げます。
 出演者は皆、燃えて燃えて燃え尽くしました。(^^) 曲が曲だけに、予想を越える、大変ハードな演奏会でした。

 以下、出演者、お客様の感想です(順不同、敬称略です)。

 定演が終わった瞬間、「ハァ終わったー。」の一言でした。 今回の演奏会は曲数もたくさんあり、本番を迎えるまでに1年間みっちり練習してきました。 多い時は週3日。 Elmのみんなは各々に昼間に仕事をしているために、ちゃんと人数が揃うのは夜からの練習が多く、練習が終わるのは夜の11:00です。 遅い時には11:30まで練習した日もありました。 昼間に目一杯仕事をしてきた後の練習なので、体力的にも精神的にも正直言ってつらい時もありました。 そして何よりも、合唱団からエキスパートになってからは、先生の力を借りず自分達で頑張っていかなければなりません。
 今まで先生達にどっぷり甘えていたために自主的にみんなで力を合わせて何かをするという事は本当に大変でした。 でもプロとして育っていくためにはそうしていかなければならないんだなと今は感じています。 演奏会が終わる度、演奏を聴いて下さったお客様から"よかったよ"、"すごいね"と言ってもらえると、あらためてElmはすごいな、頑張ってきてよかったなって思います。 私自身、まだまだ色々わからない事だらけですが、先生や周りの人達についていける様に頑張って行きたいと思います。 (田沼美友貴

 伊藤先生、小池先生、第8回定期演奏会は大成功に終わり、おめでとうございます。 参加させていただいて有難うございました。 私は、客席で一部だけ聞いていたのですが、エキスパートの皆さんの上達は目覚ましく感激しながら聞いていました。 皆さん大変な努力をして練習したと思いますが、その成果が見事に表われて、立派な演奏会ができたのだと思いました。 お客様から「あの少人数でホールいっぱいに響き、最高の美しいコーラスを聞かせていただいた。 楽しませていただきました。」と言われ、満足げな様子に私も何かほっとした気分になりました。 Elmの皆様、お疲れさまでした。 (山岸ちゑ

 皆さん、お疲れ様です。
 練習では、歌い始めて1時間位すると声が少しは出始めるので、本番では「さあこれから…」と言う時に終わってしまって、もっともっと歌いたかったです。
 昨年ぶんぶく茶釜が終わった時、その半年後に自分が舞台の上で「ぱぱんぱぱっぱっぱっぱっ♪」と歌ってるなんて誰が想像しただろう? 大きな声で歌うのは本当に気持ちがいいし、とても楽しいです。 しかし音をはずしたり、高い声はかすれるし、息つぎを忘れて苦しくなったりするのでもっと練習したいと思いました。
 本番が終わり舞台を下りる時、心の中で「今日は俺のデビューコンサートに来てくれてありがとう」とつぶやきました…。 2ndコンサートに向けて頑張りましょう。 (相徳洋一

 たくさんのお客さんがいたので少しきんちょうしました。 今回のはんせいは、体がかゆくて動きすぎたことです。 会場で見ていたお母さんや弟に聞いたらすごくめだったみたいです。 これからも歌を続けたいので今度からは、しっかり立っていられるようにしたいです。 おわったときは、つかれて眠くなってしまったけどたのしかったです。 (相徳涼那

 第8回定期演奏会に出演できた事は、先生はじめ、エキスパートアンサンブル、Elm合唱団のおかげです。 ありがとうございました。 一緒にステージに立ち、すばらしい歌(大地讃頌他)を唄えた事は私にとって本当に楽しく体にいい事をしているんだと胸の熱くなる思いにさせてくれました。 これって恋人を想う気持ち? まだまだこれからも努力・精進していきますので御指導の程よろしくお願い致します。
 追伸 エキスパートアンサンブルの方々、ますますレベルアップしていますね。 微塵の狂いもなく唄いあげ、会場の席にいた私、身動き出来ないくらい聴かせていただき、学ばせてもらいました。 (中川ひろみ

 第8回定期演奏会の「ちらし」を見せていただいた時、今回はElmエキスパートアンサンブル結成記念演奏会であることを知りましたが、プログラムのほとんどが宗教曲であることにまず驚きました。 宗教曲となると、ポピュラーな曲はともかくとして、宗教心が足りないせいか、途中からついていけなくなってしまうことが多々あった私としては、Elmがこれらの曲をどう聞かせてくれるのかという期待と同時に、ちょっぴり不安もありました。 しかし、いざ始まってみると、その一抹の不安はどこへやら。 エキスパートメンバーが次々と、キリストと聖母マリアの物語を一節ずつ歌いついでいくのですが、歌手が交代するとその度に、当然のことながら声の音質が変わり、歌の表情も変化します。 同じソプラノであっても透明で清澄な声もあれば、甘く愛らしい声、のびやかでおおらかな声があるかと思えば明るく張りのある声などまさに「十人十色」。 それぞれの声に個性があることは分かっていても、次々とリレー式に歌われるとその個性がよりはっきりと分かり、その対比が面白く、一節の区切りがくると「今度はどんな表情の声が聞けるのだろうか」と期待して思わずわくわくしている自分に気づき驚きました。 それはまるで百花繚乱のお花畑で、チューリップがきれいだと思っても隣のバラをみるとやはりバラだと思う。 でも花しょうぶを見ると、やはり気品があっていいなと思うそばからスミレも可憐で捨てがたいと、次々と目にする花に見とれている時の気分でした。 宗教曲をこのように外面的に興味本位で自分勝手な聞き方をするのは邪道かも知れませんが、私にとっては人間のもつ声の魅力の多様性にふれた思いで、とても楽しいひとときでした。 エキスパートメンバーの皆さんも回を重ねる毎に、声にも磨きがかかってきたように感じ、またステージマナーにも落ちつきが感じられ、若いだけに成長のめざましさを感じました。 この第8回定期演奏会は、Elmは成長しているという実感と共に、エキスパートアンサンブルメンバーのお披露目にふさわしい演奏会であったと思います。 (原田淳子

 津久井輝之さん(非会員)は、インターネットを通じてElmを知って下さいました。 第6回の定期演奏会から毎回東京より定期演奏会に足を運んで下さっています。

 今回プログラムの曲は殆ど始めて聴く曲ばかりでした(フォーレとペルゴレージは聴いた事ありましたが)。 A.スカルラッティの「スタバト・マーテル」はたまにハッとするような和音が出てきたりするところはドメニコのソナタにもあったなぁとか思ったりしました。 やはりペルゴレージの方がメランコリックで、時代は違うけど同じイタリアの作曲家でも面白い比較が出来たと思います。 途中間奏に入ったシャボン玉のキリエもそれぞれの「玉」が浮遊して舞うようなイマジネーションがありました。
 私はどちらかと言うとドイツものよりもフランスものの方が好きな人なので印象に残っているのはフランスものですね。 ビゼーの「アニュス・デイ」の小池さんの声は劇的な声だったです。 考えたら過去何年か聴いてると声って少しずつ変わっていくんですね。 今日聴いた感じだと以前より深さが出た感じがしました。 フォーレのレクイエムはオーケストラで聴いた事はあるんですけどピアノの伴奏だと輪郭がはっきりして聴こえるなぁと思いました。 でもやっぱりプーランクって好きかも(ニヤリ)。 プーランクは歌曲は聴いた事はあるのですが、宗教曲の分野も自分なりに捜してみようと思います。
 また、團伊玖磨の「川の祭」が途中で間奏曲のように三回出てきたのが記憶を覚醒するみたいな効果があったと思います。 つまりTV番組で一つのスポンサーが付いて同じCMを一定間隔で流すような。。。(例えが難しい(汗))
 題名はよく聞きますが、「大地讃頌」は実はあまり知らない歌だったんです。 よく学校とかで歌われる(らしい)ですけど、うちの出た学校では歌わなかったんです。
 という事で今回のプログラムは初めて聴く曲が沢山ありました。 いつも濃いですね。 また、今回の定演で男声パートが多くなっているので、レパートリーの発展に貢献していたと思います。 今後も期待しています。 (津久井輝之


● プログラム

1. Stabat Mater  聖母は嘆きて 全曲 A. Scarlatti 作曲 Key. 大澤靖子
No.1 Stabat Mater Dolorosa 御母は嘆きて十字架のみもとに   合唱
No.2 Cujus Animam 悲しみの嘆きは御母の胸を   Sop. 芹澤嘉恵
No.3 O Quam Tristis ああ げに悲しくいたまし   Alt. 伊藤眞由美
No.4 Quae Moerebat 十字架の苦しみ 御子の御姿(二重唱)   Sop. 止境英恵
Alt. 芹澤嘉恵
No.5 Quis Est Homo たがげになかざる   Sop. 小山理映子
No.6 Quis Non Posset たがげに悲しみなからん   Alt. 小池静香
No.7 Pro Peccatis Suae Gentis 世の罪の故に十字架に   Sop. 芹澤裕子
No.8 Vidit Suum Dulcem Natum 愛の御子をみたもう   合唱
No.9 Eja, Mater, Fon Amoris 恵みの御母よ   Sop. 比田井裕子
No.10 Sancta Mater 御母よ 十字架のくぎづけの御傷   Alt. 伊藤眞由美
No.11 Fac Ut Ardeat Cor Meum 主を愛する愛の火   Sop. 芹澤泉
No.12 Tui Nati Vulnerati わが為きずつき苦しみたまえる 合唱
  No.13 Juxta Crucem 十字架の御もとに御母と Alt. 小池静香
  No.14 Virgo Virugium Praeclara 尊きマリアよ Sop. 田沼美友貴
  No.15 Fac Ut Portem - Recitative 十字架の死をおがみ Alt. 伊藤眞由美
  No.16 Inframmatus この世の終わりの裁きの日に Sop. 止境英恵
  No.17 Fac Me Cruce - Recitative 十字架の死のいさを Alt. 小池静香
  No.18 Quando Corpus Morietur and Amen からだの朽つる日 アーメン 合唱
2. シャボン玉のキリエ(五重唱) 岩河智子 編曲 Sop. I 田沼美友貴
Sop. II 比田井裕子
Alt. 芹澤泉
Ten. 小池二郎
Bas. 塚越佳彦
3. Stabat Mater 聖母は嘆きて より G. Pergolesi 作曲 Key. 大塚亜希子
No.8 Fac Ut Ardeat 我が心をして天主たるキリストへの
No.12 Quando Corpus 肉体は死して朽つるとも
No.13 Amen アーメン
休憩
4. Jauchzet, frohlocket, auf, preiset die Tage 歓呼の声を放て J. S. Bach 作曲 Key. 大澤靖子
5. 川の祭 丸山豊 作詩
團伊玖磨 作曲
Pf. 長坂鮎美
6. Agnus Dei 神の子羊 G. Bizet 作曲 Mez. 小池静香
Key. 長坂鮎美
7. Domine Deus, Agnus Dei 主なる神、神の子羊 J. S. Bach 作曲 Sop. 小山理映子
Alt. 伊藤眞由美
Key. 高橋光子
Pf. 大塚亜希子
8. Pie Jesu ピエ イエズ G. Fauré 作曲 Sop. 小山理映子
Pf. 大塚亜希子
9. 地上の祈り 大木惇夫 作詩
佐藤眞 作曲
Key. 長坂鮎美
10. Ave Maria アベ マリア G. Holst 作曲 Chorus I:
Sop. I 小山理映子
Sop. II 芹澤嘉恵
Alt. I 止境英恵
Alt. II 原田道子
Chorus II:
Sop. I 田沼美友貴
Sop. II 芹澤裕子
Alt. I 芹澤泉
Alt. II 小池静香
11. 川の祭 丸山豊 作詩
團伊玖磨 作曲
Pf. 長坂鮎美
12. Agnus Dei 神の子羊 G. Fauré 作曲 Key. 大塚亜希子
13. Gloria グローリア F. Poulenc 作曲 Pf. 大塚亜希子
14. 大地讃頌 大木惇夫 作詩
佐藤眞 作曲
Pf. 長坂鮎美
15. 川の祭 丸山豊 作詩
團伊玖磨 作曲
Pf. 長坂鮎美
16. Ständchen セレナーデ F. Schubert 作曲 Alt Solo. 伊藤眞由美
Pf. 高橋光子

合唱 Elmエキスパートアンサンブル(全曲)、Elm合唱団(5, 9, 11, 13, 14, 15)


● ご案内

 「神の子羊 聖母は嘆きて 百万匹のカッパを照らせ 大地讃頌 地に平和あれ」というかつて無い長いタイトルの演奏会です。(^^)
 平和の祈りをテーマとしたソロ、アンサンブル、合唱を交えた歌の数々です。


Elm歌曲研究会